育児休業?産後パパ育休?検討
育児休業?産後パパ育休? 取得します?
産後パパ育休は、出生時育児休業といわれるように、子どもが生まれたときに取得できる育児休業
育児休業は、子が1歳まで取得できる育児休業

基本的に産後パパ育休も育児休業なので、下記のような育休取得条件に該当しない場合は産後パパ育休の取得もできません。
- 入社1年未満の場合
- 育児休業申出の日から1年以内に雇用関係が終了することが明確である場合
- 1週間の所定労働日数が2日以下の場合
2022年10月からの「産後パパ育休」の創設と同時に、これまでの『育児休業』の内容も改正されました。
具体的には、一度しか取得できなかった育児休業が、2回に分けて取得できるようになりました。
また、育児休業の延長も改正され、育休延長開始日が選べるようになり夫婦交代で育休を取得できるようにもなりました。
産後に休業を取るのかが、まずは検討する必要があります。
考えておきたいのは、取得する際のデメリット ※個人の感想です
申請がめんどくさい
厚生労働省のリーフレットを見ていただいてもわかるように、制度自体がメチャメチャ分かりづらいです。
※本気で調べる時は、厚生労働省のページをご参照ください(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html)。
しかも会社内で取得している人も少なければ、そもそも申請をどうするか休業中の諸々の申請はどうするか等々、総務部と個別で相談が必要なる場合もあります。
※総務部の人もよく分からないの可能性すらあります。。。
さらにそもそも上司や同僚、後輩に理解が得られない場合も考えられます。
紆余曲折を経て休業するとなっても、引き継ぎは?関係者への連絡は?等々対応しなくてはいけないことが山盛りです。。
それも出産の準備をしながら。。。妻もつわりやホルモンバランスの関係で体調が悪かったり、機嫌が悪かったりもするかもしれません。
出産後から本番なのに本番前に疲弊する可能性あり
育児休業期間は収入が減る
産後パパ育休の場合は、1日あたりの支給金額は、休業開始時の賃金の67%
支給金額 = 休業開始時の賃金日額※1 × 休業日数※2 × 67%
※1 休業開始時の賃金日額……休業開始前6ヶ月間の賃金(賞与を除く総支給額)÷180
※2 休業日数……最長4週間(28日)
育児休業の場合は、育児休業開始から180日までは休業開始時賃金の67% 181日目からは休業開始時賃金の50%
育児休業給付金は非課税のため、所得税はかかりません(翌年度の住民税算定額にも含まれません)。
また、育児休業中の社会保険料は、労使ともに免除されます。給与所得が無ければ、雇用保険料も生じません。
その結果、手取り賃金で比べると休業前の最大約8割となります。
あまり明記されていない印象ですが、支給されない場合と支給額の上限額(と下限額)があります。
厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク LL260401保03 別添1育児休業給付案内リーフレット_260401 (PDF)より
休業中に賃金の支払があったりすると、支給されなくなる場合があります。
休業開始から180日までは67%出るといいますが、支給が455,700円以上の場合、305,319円までになります。。
育児休業給付金は2ヶ月単位での振込なので、MAX 610,638円ということになります。
育児休業期間の支出をまかなえるだけのある程度の蓄えを持っておく必要があります。
ベビーグッズ、結構買います。高いものもあります。ベビーカー、チャイルドシート、ベビーベッド?
おむつ、ミルク、ベビー服と・・・
住民税の支払も別途来ます。振り込んでね。と、そのため育児休業給付金が支給される前に中々の額が。。💸
収入は確実に減るのに支出は大きくなる可能性が大
育児休業後のキャリアに影響がないとは言い切れない
夫婦の関係性が悪くなる可能性もある
ママの体調回復を第一に、家事全般を担い、一緒に子育てをし家族全体を支える。
そして、父親としての自覚・行動を示すことも必要。
大まかには以上が、産後の休業を取得するパパの役割です。
しかし、全てのパパが完璧にできるかというと。。?
ママからの要求・理想は各家庭それぞれだと思いますが、産後のボロボロ状態での妻は妻でない可能性もあります。
色々価値観が合わない場面が出てくることもあります。
育休パパがママの想定どおり、もしくはそれ以上に活躍できなければ、家にいることで逆にママのストレスになってしまうケースも考えられます。
出産時にいなかった。育児参加しなかった。家事ボロボロなど、このときの恨みは根が深くなる可能性大です。。
夫婦で育児休業中の役割の認識があっていないと大炎上プロジェクトになりかねない。。
以上のデメリットを考慮した上でどうするか夫婦間で認識を合わせて、対応をすすめる必要があります。
メリットも当然あります。他のサイトでも往々に語られているのでさっくり記載します。
子ども成長を目の前で見れる
- コレは言わずもがな最上のメリットです。
パパ・ママの育児レベルが同等になるので適宜、分担/切替ができる
- 二人で付きっきりである必要がなくなると、一方は気分転換にちょっとお出かけとかできます。 妻だけ一泊で友人の結婚式へ参列とかもできます(実体験)。
パパが育児に参加することでママの負担が減り、ママの復職を早めることができるかも?
- ママが復職の場合は に限りですが、多少はあるかなと。あまりメリット感は無いです。
生産性向上?
- コレについては、そうかなー?と思っています。よく言われますが。。マルチタスクが〜と言われてますが。。疑問です。
色々書きましたが、私自身は育児休業を取得して満足しています。
デメリットに書いたことも調整次第で、どうとでもなると考えて取得に踏み切りました。
育児休業を取得することは人生でそう何度もあることではないので、できれば多くの方に取得いただき、
育児ひいては子どもを育てやすい環境に社会がなればと願っています。